日淺優さんの個展です。若者の切ない心の叫びを感じます。

いつもそうですが、カラフルな色彩が印象的です。前と変わっています。

日淺さんが今回作品に寄せて詩を書いておられますので

ご紹介いたします。

 

water of rocks

「心は石(rock)のように

いつまでもそこに居座り続け

水(water)のように

潤い 乾き 流れることを繰り返す」

とがった 固い

怒りのような心もあれば

温かく柔らかい

優しさのような心もある

しかし、それらをただ

吐露するに留まらないように

形 色彩を

より良い方向に変えたくなる

(神秘的 調和している、という風に)

やがて

絵に心が追いついたなら

次の絵をまた描きたくなる

Masaru Hiasa

S25-1F7S4